根來継ぎ
「破壊と創造 すなわち伝統」
MARI HIRANO EXHIBITION
このたび、ひらのまりの個展「破壊と創造 すなわち伝統」を開催いたします。ひらのまりは、出自の地である和歌山の根来に伝わる「根来塗り」という朱と黒の漆を組み合わせた伝統の技法を用い、破壊された器を漆で継ぐ「根來継ぎ」を制作しています。
本展覧会では、「伝統」をコンセプトに新たな技法を用いた作品を展示いたします。伝承は古くからのものをそのまま後世に伝えることを指す一方で、「伝統」とは、同じ技術や材料を用いながらも新しい手法を取り入れて挑戦し、革新していくものと考えられています。
根來継ぎでは、完成された器を壊し、漆で継ぐことで修復するのではなく、新たな芸術表現を追求しています。さらに、器の継ぎ目にはガラスを用いることで、従来の伝承文化の枠を超え、独自の視点で新たな表現を創造し、作品に投影しています。
今回が初めての東京での個展となります。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
会期
2024.6.15 (土) - 6.17 (月)
11:00 - 18:00
※最終日は17:00閉場となります。
※会期中は作家が在廊いたします。
会場
TRUNK(HOUSE)
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3丁目1−34
[アクセス]
・東京メトロ南北線、有楽町線
「飯田橋駅」徒歩3分
・JR「飯田橋駅」徒歩4分
https://trunk-house.com/access/
イベント(要予約、有料)
茶論
6.15 (土)15:00-16:00
6.16 (日)15:00-16:00
本展作家のひらのまり、煎茶道黄檗売茶流 先代家元の中澤弘幸氏とともに”伝統”について語り合う参加型トークイベント
初夏の音聴
6.17 (月)15:00-
本展覧会のBGMを設計した渥美幸裕氏(邦楽2.0主宰/作曲家/空間音設計)による演奏会。
演奏会後に茶論を開催いたします。
ご連絡
本展覧会は事前予約優先制となります。
下記フォームよりお申し込みください。